あっという間の4年間
中国の首都、北京出身のダヤンです。私は2016年に初めて日本へ旅行をした際、日本の雰囲気や自然豊かな環境、古い建築物に興味を持ち日本への留学を決めました。留学で日本へ訪れたのは、最初の旅行から約2年後の2018年です。今2022年なので、もう4年前!?早いですね・・・22年3月には今通っている日本大学院法学部研究科を卒業するので、卒業後は中国へ戻って法律関係の仕事に就きたいと考えています。
留学生活の中で思い出に残っている場所は伊豆大島
最初は中国に帰った際、「日本へ留学していたのに有名な場所へ行ったことがないの??」と言われたくない一心で、日本の有名な観光地を検索しては旅行していたのですが、昨年の9月、有名な場所だけではなく珍しい場所に行ってみたいなと思い「日本の珍しい島」と検索して、一番行きやすい場所にあった伊豆大島へ行ってきました。
中国では噴火する可能性がある火山の話を聞いたことがなかったので、噴火する可能性がある伊豆大島へ行くと考えただけでワクワクしましたね。伊豆大島までは、夜中に出港し、朝方島へ到着する大型船で行ったのですが、これが想像以上に大変な移動で、6時間かかりました。夜出港して朝方到着と考えたら寝ている間に到着するので楽かな?と思っていたのですが・・・長時間の船旅は疲れますね。帰りは流石に辛いと考えジェット船へ変更して帰ってきたのですが、なんとかかった時間は3分の1の約2時間。お金に余裕があるのならジェット船で行くことをオススメします。きっと到着した時の疲れ具合が全然違いますよ(笑)
日本で唯一の砂漠、伊豆大島の黒い砂漠(裏砂漠)へ
じつは、黒い砂漠を見るために伊豆大島へ行ったのではなく、伊豆大島についてから、日本唯一の砂漠があることを知り見に行ったのですが、三原山の噴火で飛び散ったマグマのしぶきが大地の植物を燃やしてしまった結果、まっ黒な砂漠になったとのことでした。本当異世界に来たような、ここが東京都だなんて信じられないですね。日本に来てから、鹿児島出身の人と友達になり、鹿児島にも旅行をしたことがあるのですが、あそこも活火山が多い地域ですよね。私は桜島と霧島へ行き黒豚や鰻も堪能しましたが、伊豆大島や鹿児島のような大自然を見に行くなら何か大きなきっかけがないと、(友達がいる、または新しい発見をしたい)知らないまま帰国していたと思います。だから本当に、行動してみて良かったなと思います。
中国でも人気になるかと聞かれたら・・・
う・・・ん。中国で流行っている「旅行」といえば交通に便利な大都市(特に上海)が好まれる傾向があるので、もしかしたら伊豆大島のように交通が不便だと感じる場所は好まれない可能性が高いですね。自慢しても「伊豆大島?知らない、興味がない」と言われそうですが、こんなに近くで活火山を見ることができる場所は中国にはないので、この経験は自慢です。中国の人の旅行は同じ中国人の私から見ても不思議なくらいワンパターンスタイルの旅行ばかりなので、正直飽きないのかな?と思いますよ。
日本生活の知恵:害虫対策
私が日本での生活でもっとも苦労したこと、それは「虫」です。北京では家の中にまで虫が入ってきた経験がなかったのですが、私が留学して最初に住んでいた場所は虫が多く大変な思いをしました。日本では火害虫駆除用の薬や対策グッズが沢山販売されているので、事前にしっかり害虫対策をしていれば問題ないのですが、当時は虫に悩まされるなんて思ってもみなかったので、ただ、ただパニックになるだけでした。私みたいな思いをしないためにも、日本で生活する前に害虫駆除対策方法を事前に調べておいた方が良いと思います。
日本生活での知恵:100円ショップ
一人暮らしだと、自炊することが多くなりますが、手間をかけずに簡単に料理するにはどうしたらいいのだろうと考えていました。そんなときに100円ショップで見つけたものが、食材を全て容器に入れたら電子レンジでチンするだけで料理ができてしまうプラスチック容器でした。知っていますか?今では炊飯器がなくても、この容器1つあればお米を炊くこともできますし、パスタ鍋がなくてもパスタを簡単に茹でることができる。凄いですよね。この容器のことを知ってからは、スーパーや無印で販売されているレンジ調理専用のスープや具材を購入して調理するようになりました。容器に入れるだけだから誰でもできますよね。本当におススメですよ。