夢はツアープランナー!
私の故郷は、中国の最南部の省(広東省の下)、海南省の大部分を占めている海南島(かいなんとう)です。日本の方には馴染みがない場所だと思うのですが、1年を通して温暖な気候で、ハワイと同じ緯度に位置するため、よく「中国のハワイ」と呼ばれたりします。青い空と白い砂浜がとても綺麗な場所なのでオススメですよ。
私は、昔から国籍や民族にとらわれず世界中の人が平和にすごせるような世の中になればいいなという考えがあり、人々を幸せな気持ちにさせることができる仕事を考えた結果、将来は、旅行会社や、ツアープランナーとして働きたいと考えています。そのため、現在はビジネス系の専門学校で勉強中です。
(23年4月卒業予定)日本へは高校卒業後の2019年に来日しました。よろしくお願いします。
留学先に日本を選んだ理由 「日本語はエモい!」
高校3年の頃、色んな国の言葉に興味を持ち、フランス語、ドイツ語、日本語と勉強してみたのですが、その中でも特に言葉の表現が面白いと感じ楽しく学ぶことができたのが日本語でした。たとえば「肩で風を切る」という慣用句がありますよね?この言葉を見れば、すぐにどのような状況のことなのかが想像することができます。この、私が日本語を面白いと感じた感覚や中国語との違いを言葉で表現するのはとても難しいのですが、中国の慣用句やことわざは、古典的要素が強いというか・・・抽象的で、わかりにくい言葉が多いと感じていました。しかし日本語と出会ってからは、なんてエモイ表現をするのだと感動し、日本語の魅力に取りつかれ、実際に日本で沢山の日本語を学びたいと思うきっかけになりました。
言葉遊びとして面白いと感じた日本のことわざ
■捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)…手に入るかどうかわからないもの、利益が出るかわからないものを当てにして計画を立てること ■河童の川流れ(かっぱのかわながれ)・・・その道の名人でも、時には失敗することがあることのたとえ
意味を理解するのが難しいと感じていた中国のことわざ
■塞翁失马,焉知非福 ※日本語の場合は「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」
これは、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれている、ことわざのようなものなのですが、簡単に説明すると、「長い人生では楽しい事や嬉しい事もあれば、辛い事や悲しい事もあるけれども、何が幸福で何が不幸かは直ぐに決まるものではない。だからその時の出来事で一喜一憂するべきではない」という意味です。中国のことわざには必ずストーリーがあるのですが・・・中国語はストーリーを全て聞かなければ理解することが難しいと感じる言葉が多く、気軽にではなく、研鑽(けんさん)な精神を持って臨む必要があるため、シンプルな言葉で的確に表現する日本語は覚えるたび感動でした。
日本生活での知恵:①万能調味料:焼肉のたれ
焼肉のタレ!!!これは本当に便利ですよ!どんな料理にも合います。私は最近おにぎりを作ることにハマっているのですが、握ったおにぎりに焼肉のタレを付けて海苔を巻いて食べれば絶品おにぎりの完成です。後は、野菜と鶏のモモ肉を炒めた後に焼肉のタレをかければ絶品野菜炒めの完成。「簡単」「安い」「美味しい」本当最高です。
その他にも、サラダをアレンジすることにもはまっているのですが、個人的にコンビニで売られているサラダは美味しくないと感じているので、私はいつも購入したサラダに焼肉のタレで炒めた鶏のモモ肉をのせて食べます。サラダを日々食べるようになったきっかけは、ダイエットのためなので、本当は胸肉の方がいいのかもしれないのですが・・・胸肉はパサパサしていて…美味しいと思わないので、私はモモ肉を使用します。ダイエットも楽しみながら続けなきゃ長続きしませんよね。
日本生活での知恵:②日本のスーパーは店舗ごとに得意分野が違う!!
これは、色んなお店を歩き回って見ているうちに気づいたことなのですが、日本のスーパーやコンビニは、店ごとに特徴がはっきりとわかれていますよね。新鮮な魚や野菜、お肉を安く販売するのが得意なお店もあれば、日用品を安く販売するのが得意なお店もある。コンビニでも野菜を扱うお店もあれば、冷凍食品が豊富なお店もある。このことに気づいてからは、周辺のお店が発行しているチラシを見て特売日をチェックしたり、アプリを使って値段の見比べをおこなったりするようになりました。自炊するのに、外食するより高くなってしまっては意味がないので、楽しみながら安くて美味しい食材を探す。ちょっとしたことですが、日常を楽しむことが、ポイントで、小さな発見をしながら日本の食文化を学んでいくと色々学べることがあるので是非いろんな人に試してもらえたらと思います。