温泉や日本文化が大好き!!
温泉や日本の文化が大好きなロシア出身のヒロオカエレーナです。私が初めて日本へ訪れたのは、ソビエト連邦崩壊後の1994年です。あの頃は、自分が日本で生活するようになるなんて思ってもいなかったのですが、仕事の都合で半年間、日本で生活している間に日本人の主人と出会い、半年間の仕事が終わった後は1度私がロシアへ帰国したので、ロシアと日本で離れて暮らしていたのですが、3年後の1997年に結婚し、再び日本で生活するようになりました。現在は、大学生になる子供もいて、時々モデルとしても働いています。主人は凄く真面目で家族に対してとても紳士的な人です。日本で生活を始めた頃は、文化の違いや考え方の違いで戸惑うことが多かったのですが、いつも主人が寄り添ってくれていたので日本での生活が嫌になることはありませんでした。
日本で生活をしてみて驚いたこと
日本で生活をしてみて1番驚いたことは、日本の物価の高さです。1994年頃のロシアは財政危機真っ只中だったので通貨価値が低く、物を買うときに日本円からロシア通貨に換算すると、下町のスーパーで販売されている野菜や果物の値段でもロシアから来た私にとっては全て高く感じました。あと、ロシアと比べて所得格差を感じないことにも驚きました。日本では見た目で「この人はお金持ち」「この人は貧乏」だと見分けることが難しいと思いませんか?海外旅行へ行ったことがある人はわかると思うのですが、例えば職業。日本でバスを運転している人、ビルの清掃をしている人、コンビニで働いている人を見て所得格差があると感じたことがありますか?差別をする人がいますか?私は日本で生活をしていて感じたことがありません。それに、日本では経済レベルで利用するお店の違いがないと思いませんか?お金持ちの人でもコンビニを利用する人はいますし、ファーストフードも利用しますよね?あからさまに線引きをするような所得格差を生活していて感じることがないのは凄いことだなと思いました。
日本で興味を持ったもの:温泉
私が日本で一番興味をもっていることは温泉です。実はロシアにも日本と同じように温泉やサウナ文化はあるのですが、水着を着用して男女混浴で温泉に入るのが一般的なので、男風呂、女風呂とわかれているからといって日本のように知らない人の前で何も身につけず温泉へ入るのには正直驚きました。でも、自分の国とは違う文化や習慣に出会うと同じようにチャレンジしてみたくなりますよね。私の場合、抵抗があったのは1回目だけで、次からは抵抗なく温泉へ入ることができました。
お気に入りの温泉は「福島県の高湯温泉 旅館玉子湯」
私がオススメしたい温泉は、福島県にある「高湯温泉 旅館玉子湯」です。ここは福島駅からの車で30分くらいの所にあるのですが、源泉掛け流しで、強い硫黄の香りを楽しみながら乳白色のお湯を楽しむことができます。特に露天風呂は景色が最高で、冬は温泉に入りながら贅沢な雪景色を楽しむことができますよ。
入り口だけ別々の混浴温泉!?
次にオススメする温泉は、大分県別府市にある、別府温泉保養ランドの「紺屋地獄」です。ここも先程お話した、福島県の玉子湯と同じで、源泉掛け流しタイプの温泉ですが、施設の奥にある大露天風呂は、入り口だけ男女別々の混浴泥湯です。(※バスタオル使用可。大露天風呂の真ん中には柵があるので、完全混浴ではありません。)大露天風呂の泥は濃度も濃く、泥の沈殿も多いので体に泥を塗るとスベスベになりますよ。その他、内湯にも泥湯、コロイド湯や蒸湯もあるので、色んなタイプの温泉を楽しむことが出来ます。
【注意点】
①肌が弱い人は刺激が強いかもしれないので、入る前に腕などで肌に合うか試した方が良いと思います。
②髪に泥がつくと、なかなか取れないので気を付けてください。
③泥湯の温度が凄く高いので、温度チェックも忘れずに!
日本は全国どこへ行っても温泉があるので、これからも家族で旅行して色んな種類の温泉を楽しみたいと思います。